果物はダイエットにはもってこいの食材です。実際にダイエットに嬉しい効果がたくさんあるし、体質問わず成功率も高めです。しかし、方法を間違えると逆に太ってしまうこともあるので正しいダイエット方法を学んでください。
果物ダイエットの効果とは?
1.デトックス効果
人の身体は午前4時からお昼の12時までの8時間が排泄(デトックス)のために動いていると言われています。この時間帯に消化の悪い炭水化物を食べたりすると排泄の邪魔になってしまいます。生の果物には消化・吸収・排泄をスムーズにしてくれる食物酵素がたくさん含まれているので、不要な成分や毒素の排泄を促す働きがあります。
2.血糖値の急激な上昇を防ぐ
果物に含まれる糖分は果糖といい、私たちが普段食べている白糖よりも1,5倍の甘みがあります。しかし果糖は通常の砂糖よりも吸収が穏やかで、血糖値を急上昇させないという性質があります。血液中の糖分が一気に身体の中にとり入れられるとうまくエネルギーに変えられずに余分な糖が脂肪として体内に蓄積され皮下脂肪に変わってしまいます。果糖は血糖値の急激な上昇による体脂肪の増加を防いで太りにくくしてくれるのです。
さらに甘いものを食べることによりセロトニンの成分が促され、少量の食事でも満足できるようになりダイエット中の空腹感やイライラを感じにくくなります。
3.代謝機能を高める
生の果物には食物酵素がたくさん含まれています。その酵素とは、エネルギーの生み出す基礎代謝と細胞の生まれ変わりである新陳代謝をサポートする「代謝酵素」、食べ物の消化・吸収をサポートする「消化酵素」です。この2つが生の果物を摂取することによって働きを高めてくれます。
基礎代謝量がアップすると脂肪を溜めにくく、燃焼を高めてくれるので、痩せやすい身体を手に入れることができます。脂肪を燃焼することで体の体温も高くなります。
注意点として、
「これ、冷え性にはいいじゃん‼︎」っておもった人がいると思いますが、冷たい果物を食べると身体が冷え切ってしまうのでなるべく常温の果物を食べるようにしてください。寝起きの状態は1日のうちで一番体温が下がっている時なので特に気をつけましょう。
4.食べ過ぎ予防
果物は栄養たっぷりの上、甘くて満足感が得られやすいことから昼食や夕食の前に食べると食べ過ぎを防いでくれます。また、間食を果物にするのもダイエット効果があります。食事制限が辛い人などにおすすめですね。しかしいくら痩せるからといってすべての食事を果物にしてしまうと栄養が偏ってしまうので、そういう極端なことはしないようにしましょう。
果物ダイエットの正しい方法
果物ダイエットは重要なポイントが3つあります。これらを守って入ればダイエット効果を得ることができますよ!
1.朝食を生の果物と水にする
果物ダイエットの基本的なルールは「朝食の代わりに果物を食べる」ということです。
そこで食べる果物はできれば1種類、多くて3種類までとされています。また果物の選びかたとしては旬の栄養価の一番高い果物を選ぶのがいいでしょう。朝食を低カロリーな果物にしただけでも摂取カロリーを1/2、1/3に抑えることができます。
2.午前中に摂取する飲料ものは水だけ
果物ダイエットの目的は排泄をスムーズにするものなので、一番効果的なのは午前中に果物を摂ることです。そしてダイエット効果を最大にするためには「水」が必須です。身体にとって不要な毒素を排泄するために水分は欠かせないものですが、既製品のジュースやコーヒーではなく水にしましょう。既製品にジュースにはたくさんの砂糖がつかわれていますし、コーヒーはカフェインを多く含むので胃腸の負担が大きくなります。なのでデトックス効果を高めるためには水意外の飲み物は避けて、水をたっぷり摂るようにしましょう。
3.昼食と夕食は普段通りの食事をする
果物でデトックス効果やカロリーダウンができるなら、昼食や夕食も果物でいいじゃんと思う人もいるかもしれませんが、果物には果糖が含まれており、果物ばかり食べていると糖分の食べ過ぎで太りやすくなってしまいます。また、果物だけだは脂質やタンパク質が足りないので栄養失調をおこしてしまったり、エネルギー不足から脳が飢餓状態になってしまって逆に太りやすい身体になる可能性も高くなってきます。早く痩せたいのもわかりますが、健康的にキレイに痩せることが大事です。
4. 果物なら何を食べてもいいわけではない
果物ダイエットで太ってしまう人の主な原因は「痩せる果物」と「痩せない果物」を知らないことです。果物だからなんでもいいわけではなく、しっかり痩せる果物とダイエットには向かない果物があるので事前にちゃんと把握しておきましょう。
- バナナ
- りんご
- パイナップル
- その他おすすめの果物
「果物の王様」と呼ばれるように食物繊維、ビタミン、ミネラル、脂質、糖質がなどのたくさんの栄養素が含まれており、食事制限による偏りが心配な方にもオススメの果物です。
りんごもバナナと同じく高栄養、低カロリーというダイエットにぴったりな果物です。りんごに含まれるペクチンという食物繊維は腸内環境の善玉菌を増やして整えてくれる整腸作用があります。便秘などのトラブルの解消をしてくれるりんごは腸の健康を守るとともにダイエットしやすい身体を作ってくれるいい果物です。
パイナップルに含まれる酵素の1つ「ブリメロン」は消化酵素の1つで、タンパク質を分解する働きを持っています。ブリメロンはお肉やお魚などのタンパク質を分解して消化・吸収をサポートするほか、筋肉を維持する効果もあり、引き締まったボディラインを作ってくれます。運動しながらダイエットをしたい方にオススメです。
いちご、グレープフルーツ、スイカ、キウイ、ベリー類など
- ドライフルーツ
- アボガド
水分をほとんど含まないドライフルーツは、少量しか食べていないのに意外と高カロリーで太りやすいのです。乾燥している上に軽いので満腹を感じにくいのです。
別名「森のバター」「食べる美容液」とも呼ばれ、非常に栄養豊富なアボガド。アボガドは美肌やアンチエイジングのお手軽食材としては重宝ですが、実は飛び抜けてカロリーが高いのです。糖分はないものの、脂肪分が多く含まれているのです。といっても、アボガドに含まれているのは「一価不飽和脂肪酸」。なので「いい脂肪」。ダイエットで摂取カロリーがきになる人はメリット、デメリットを考えて、アボガドを食べるかどうか決めるべきですね。
◆ まとめ
甘くて美味しい果物でダイエットできるうえ、美容にも健康にもいいのでとても嬉しいですよね。しかし食べ過ぎには注意ですよ。果物ならどれも栄養価が高く、美容にも健康にもいいので是非果物を楽しみながらダイエットしてみましょう。